Rsync

(English/Japanese)

OSXには、標準でrsyncが入っていて、私は、バックアップなどに利用しています。今回、rsync3 をインストールしました。OSXで標準で入っているrsyncは、2.X.Xなのですが、対象にリソースを指定すると変更がなくても、リリースをコピーしてしまうので、rsync3を導入しました。

Rsync3

いくつものサイトで、rsync3のソースからのコンパイルの仕方やパッチの当て方が出ていますが、今回は手抜を抜いて、Google Code から、pkgを落としてきました。

http://rudix.org/

Rudix Site Image

OSXで、Unix系のプログラムを導入するのに、MacPortsやHomebrewが有名ですが、これらはソースからコンパイルしてインストールします。

一方、Rudixは、pkgで配布してインストールをするスタイルを取っているみたいです。こちらは、pkgで配布ですので、管理ツールはインストールしなくてもrsync3をインストールできました。アップデート等を考えると、管理ツールを入れておいた方がいいのでしょうけど。

念のため、Virusbarrior でスキャンしましたがウィルスは見つかりませんでした。

Rudix は、/usr/local/binにインストールしますので、標準のコマンドを上書きすることはありません。また、丁寧なことに、インストールした /usr/local/bin/rsyncへrsync3という名称でシンボリックリンクを張ってくれるので、rsync3とコマンドを打てば、 Rudixのrsyncが動きます。

iTunesとWalkmanの同期

iTunesとWalkmanの同期

iTunes とWalkmanの同期に関して、有名なソフトは、DoubleTwistをでしょうか?私のとって、DoubleTwistは、アプリが遅いし、アーティストでの同期ができないと いう2点から、使えないソフトなのです。プレイリストでの同期はできるので、プレイリストにアーティストを登録すれば良いのでしょうが、それが面倒なので す。

そこで、私はrsyncを使って、同期をとっています。OSX標準のrsyncだと、処理の出力を行うと漢字等がコード表示されます。コピーされたファイルネームの方は問題ないのですが、見た目がいまひとつです。rsync3では問題ありません。使うスクリプトは以下のようなものです。

#!/bin/bash
ITUNES_MUSIC_PATH="/Volumes/YOUR_ITUNES_PATH/iTunes/iTunes Music/Music/"
WALKMAN_MUSIC_PATH="/Volumes/WALKMAN/MUSIC/"
if [ "$1" = "--fast" ];
then
COMMAND_BASE="rsync3 -avAX --ignore-existing "
else
COMMAND_BASE="rsync3 -avAX "
fi

if [ -d $WALKMAN_MUSIC_PATH ];
then
cd $WALKMAN_MUSIC_PATH
for DIR_NAME in *
do
echo $COMMAND_BASE "${ITUNES_MUSIC_PATH}${DIR_NAME}/" "${WALKMAN_MUSIC_PATH}${DIR_NAME}"
$COMMAND_BASE "${ITUNES_MUSIC_PATH}${DIR_NAME}/" "${WALKMAN_MUSIC_PATH}${DIR_NAME}"
done
else
echo $WALKMAN_MUSIC_PATH "is not found!!"
fi

iTunesのフォルダーとWalkmanのフォルダーは自分で調べる必要があります。iTunesのパスは、自分の環境に合わせて、"YOUR_ITUNES_PATH” かえます。Walkmanのフォルダーは、多分、変える必要は無いのではと思っているのですが、私のもっている1台でしか状況がわかりませんので、一度、調べてみてください。

古いWalkmanだと、ストレージとしてマウントできないので、ファイルシステムを取り扱う、Rsyncでは、同期できません。

この同期の機能としては、Walkmanに入っているアーティストのフォルダー内ををiTunes側のものと比較して、新しいもの、変更があったものがあればコピーするという物です。

一番初めは、聴きたいアーティストの曲をWalkmanにコピーしておく必要がありますが、そのあとは新しいアルバムが出ても同期がとれます。

--fastというオプションをつけると、ファイルが既に存在している場合はコピーしません。アートワークなどを更新していない場合は、このオプションをお勧めします。

Next Step

History